子ども・おうち英語

おうち英語で多読するときのコツ!英語初心者でも安心な本の選び方!

こんにちは、エイです。

今日は、子どもの英語力向上のために「多読」をしてみようかな!と思っている親御さんに向けて、おうちで多読を実践するコツやオススメの本などを紹介していきます。多読はとても有名な英語学習法ですが、闇雲に始めれば良いわけではありません。本当に今やるべきか・他にやるべきことがあるのではないか。それらをしっかりと考えた上で、始めてみてください。

多読とは

多読とは、とてもシンプルな語学学習の方法です。一般的に私たちの世代が知っている多読は「とにかく読む量を増やす」ことを意識する勉強法で「量」をこなしてリーディングスキルを上げていきます。とてもシンプルですが効果は確かで、実際に私もTOEICのスコアを上げる時に、多読をしていた記憶があります。

子どもも同じような方法で良いのか

一方で、まだまだ英語に慣れていない子どもに対して「多読」ってどうなんだろう?と心配するのは当然です。受験英語のような呪文を、いきなり子どもにぶつけても当然読めませんし、最悪の場合「英語嫌い」となってしまう可能性も少なくありません。ですが「高難易度の多読」をイメージしているだけであって、少しずつ英語に触れ、自然に多読をしていけば、大人でも難しい英文をスラスラ読めるようになったりします。もちろん、努力が必要ですが。なので、安心して初めて頂ければと思います。

多読は何歳から始めればいい?

何歳から始めるべきか?という質問を頂くことがありますが、基本的に3歳以上がオススメです。恐らく3歳未満であれば、映像と音で英語を学んだ方が効率的ですし、絵本や本を読んだところで理解できませんし、効果が薄いと考えています。ちなみに多読は、下限はあるかもしれませんが、上限はありません。私が始めたのは20歳ですし、35歳や60歳から始めても構いません。変わるのは、読む本のレベルだけです。これさえ意識していれば、万人に効果のある勉強法なのです。

多読の効果

英語を英語のまま理解できるようになる

多読をすることによって、英語を英語のまま理解できるようになると言われています。私たちは、英語を見た時に「英語→日本語→理解」のステップで考えてしまうので、リーディングでもリスニングでも時間がかかってしまいます。ですが多読を続け、同じ単語や構文を繰り返すことで「英語→日本語→理解」のステップを踏まずとも、理解することができるのです。つまり「英語→理解」に変わるのです。

インプット量が増える

私たちの語学力を向上させるためには、インプットが不可欠です。そのために、単語カードやフラッシュカードを実践する人もいますが、個人的にはあまりオススメしていません。特に子どもの場合、単語を知っていても「状況」や「イメージ」ができない場合があるので、それでは意味がありません。そうした時に、多読をしていれば絵と一緒に学ぶことができるので、ストーリーの中で語彙力を増やすことができます。また反復して出合うことで、どんどん記憶に定着していくでしょう。

リスニング力アップ

英語を英語のまま理解するのは、リーディング力に限らず、リスニング力の向上にも役立ちます。リスニングは、テストでも必要ですが、会話をするためにはもっと必要です。相手の話を聞かなければ、適切な会話は成立しません。会話というのは、一方通行ではありませんからね。そんな時に英語のまま理解することができれば「相手が何を言いたいか理解できます」し、万が一単語や内容がわからなくても「ニュアンス」で理解することができるはずです。

おうちで多読を実践するときのコツ

子どもの好きを優先する

これは本を選ぶときのコツですが、子どもの好きを優先するようにしてください。どうしても私たちが選ぶと「英語の勉強」に良さそうなものを選んでしまいがちですが、子どもが好きな物であれば「色使い」や「イラスト」が気にっていると思うので、楽しんで多読を始めることができます。最初は「これで効果あるのかな?」と心配するかもしれませんが、何事も継続することが大切です。

本を読む習慣をつける

多読を継続するためにも、本を読む習慣をつけましょう。本は一般教養を養ってくれますし、何より多読を続けていくことで子どもの英語力が向上します。そのためにも、決まった時間に本を読むのを徹底すること、そして親が本を読んでいる姿を見せることも効果的です。読みなさい!と強制すると嫌がりますが、こちらが読んでいるのを見ると、始めたくなるのが子どもです。不思議ですが、オススメです。

親の声で読み聞かせ

子どもがまだ幼いようであれば、親が読み聞かせして上げるのがよいでしょう。英語は、音から学ぶのが効果的だということは既に知られていますし、なにより子どもが親の声で安心して本に集中することができるのです。発音の心配があるかもしれませんが、安心してください。どうしても心配な場合は、CDを使いましょう。

英語は英語のまま

英語は、英語のまま理解するようにしましょう。わざわざ、日本語に訳す必要はありません。日本語と英語の違いを、客観的に理解することも大切ですが「英語を英語まま理解できる」ようになるまでは、日本語での説明はいりません。状況から英語のを学ぶようにしましょう。

音と絵(映像)で学ぶ

先ほども言いましたが、英語は音から学ぶのがベストです。これは、私たちがどのように日本語を習得したかを考えてみればイメージがつきやすいです。私たちは、日本語と「文法」や「単語カード」で覚えたのではなく、親や周りの人の声を聞いて、真似するように日本語を習得してきました。ですから英語だからといって、この順序を壊す必要はないのです。なので、英語は音と映像で学ぶことを意識するようにしましょう。

優しいものから始める

多読を始めると「これでいいのかな?」と本のレベルに迷うこともあります。ですが、何事も最初は優しいものから始めるものです。それは多読も一緒で、少し言い方を変えれば「優しいもの=基本的な言葉」でもあるのです。使われる回数が多く、子どもでも覚えられ、いつの間にか上手に扱うことができます。そういった優しい英語が増えていき、子どもの英語力向上に役立つのです。

オススメの本

今回紹介するのは「ORT (Oxford Reading Tree)」この1冊のみです。この本は、イギリスのオックスフォード大学出版が出している、人気の学習用絵本シリーズです。全部で280話もあり、10段階でレベルが区分されています。そのため、初心者から上級者まで使うことができ、このシリーズだけで多読ができる点がオススメです。絵も可愛く、子どもも楽しめるので、とりあえず「ORT (Oxford Reading Tree)」やっておけば間違いない!というレベルの本です。

>>オススメな英語の絵本9選!子どもの読み聞かせにピッタリ!

最後に

いかがでしたか?今日は、おうちで実践する多読について考えてきました。多読はとても効果がありますので、上手に使えば子どもの英語力を上げてくれるでしょう。ですが、親が多読を押し付けてしまったり、難しい本を読ませたりすると、子どもは英語が嫌いになってしまします。大切なのは、英語を学べる環境を整えることであり、無理やり勉強させることではありません。ぜひ、一緒に本を読む時間を作ってみてください。

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