こんにちは、エイです。
「なぜ私は英語が話せないんだろう」と思ったことはありませんか?
私も含め、私たち日本人は義務教育として中学生から英語を学びます。2020年の教育改変に備え、既に2018年から小学校でも英語のカリキュラムが組まれているところも増えています。
このように、日本でも英語を学ぶ機会は整えられているのに、日本人に英語を話せるか聞いてみても多くは「話せない」と答えます。
なぜでしょうか?
今日は、日本人がいつまでも英語を話せない理由を
・環境的な問題
・方法的な問題
・実践的な問題
この3つの観点から考えていきます。
環境的な問題
英語を科目として考えている
小学生になぜ英語を勉強するの?と聞いてもわからないと思います。中学生や高校生に聞けば、高校受験やセンター試験で良い点を取るためと答えると思います。
そして、大学生や社会人に聞けば就活や転職のためにTOEICで良い点を取りたいからと答えるかもしれません。
・高校受験
・大学受験
・TOEIC
このように、私たち日本人が英語を学ぶ理由は自己評価を高めるためです。これが悪いというわけではありません。しかし、目的が違えば勉強する内容は違います。
おそらく日本人の多くが英語を話せるようになりたい!と思っていないはずです。良くて話せたらカッコいいな程度でしょう。
だからというつもりはありませんが、あくまでも私たちが勉強しているのは、英語を話せるようになるためではなく、日本の教育下で高い評価を受けるために勉強しているのです。それでは、英語を話せるようになりません。
英語を使う場面が少ない
では、なぜ英語を勉強する目標と「英語を話す」ことがイコールにならないのか?それは、英語の必要性が関係してきます。
正直に言って、日本で英語を使う機会はほとんどありません。日常生活では1ヵ月に1回話す機会があるかどうかです。ビジネスでは、外資系や商社だと多いかもしれませんが、中小企業では1人英語が話せる人がいれば十分です。
このように日本人は、英語を使わなくても生活できると感じているのです。私もその通りだと思います。
・外国の人と仲良くなりたい
・洋楽が大好き
・海外ドラマを字幕なしで見たい
などの関心がある層以外は、自発的に英語を学ぼうとしません。
では、今後も英語を話せなくても良いのか?という話ではありません。今まではみんなが話せなかったので問題ありませんでしたが、これからはみんなが話せるような時代です。
義務教育の対象も小学生からになりますし、ビジネスに関しても日本だけで完結することは少なくなるでしょう。そうした時に、英語が話せないのはマイナス評価になるだけでしょう。
間違えることを恐れている
これは英語だけに限った話ではありませんが、日本人は間違えることに対してとても敏感です。だから、ネイティブのように話せない自分は英語が話せないと思ってしまうのです。
しかし、中国人の方や韓国人の方に「君は英語話せる?」と尋ねてみると「もちろんさ」と返ってくることが多い。しかし、話してみると「Nice to meet you」など日本人のほとんどが話せるようなことしか話せない。
これでも彼らは、英語が話せるという。つまり、感覚的な違いがある。
日本教育のせいなのかはわかりませんが、正しい発音・正しい文法を学び正解不正解がつけられた私たちの中に「完璧でなければだめ」という感覚が身についてしまっているかもしれない。
しかし、英会話は正しくなくても伝わることが多い。なぜなら、ジェスチャーや雰囲気、表情なども関係してくるからである。だからこそ、間違えることを恐れて、いつまでもニコニコしいているだけでは英語は話せるようにならない。
流暢な英語は恥ずかしい
私たちが話す英語は、カタカナ英語に近い。それは英語の発音でもないし、間違っている。しかし、それが日本では正解なのです。
日本人は、個よりも集団を大切にします。それ自体は良いのですが、もちろんデメリットもあって間違っている部分も共有してしまうことです。
例えば経験談であれば、私は人よりも早く英会話を学んでいたため、英語の授業でもできるだけ流暢に発音していました。しかし、ある友人から発音を馬鹿にされてからはみんなと同じようにカタカナ英語を発音するようになりました。
このように正しい発音をするのが恥ずかしいと感じる環境下では、ネイティブのような発音を手に入れるのは難しいでしょう。
ちなみに、自分が発音できない音は脳が認識しないとされているので、正しく発音するということは非常に大切です。
楽しくない
英語を学ぶことが楽しくない。これも1つの原因だと言えます。良い点数でなければ×をつけられ、怒られる。それを回避するために英語の勉強をする。これでは英語を学ぶことの楽しさを見出すことは難しいでしょう。
楽しいことは時間を忘れて没頭してしまいます。もちろん、英語を習得するためには時間的な部分もありますから、楽しんで勉強することはとても大切です。
やはり英語を学ぶためには、自発的に行動し自発的に学んでいく必要があります。これらの点から考えても、楽しむということは大切なのです。
英語を話せる人が少ない
英語を話せる人が周りにいないのも、日本人が英語を話せない原因の1つです。
学生の頃を思い出して頂ければわかりますが、私たちの英語の授業は日本語でした。これは私たちのレベルに合わせている部分もありますが、先生の問題もあります。
英語教員なら全員が英語を話せる、と思うかもしれませんが、そうではありません。話せるレベルにもよりますが、非常に少ないのが現状です。このように英語を話せる人が少ない日本では、英語を話したいと思っても学ぶことができない状況もあります。
方法的な問題
1人で勉強している
英会話は一人で完結することはありません。そのため、いつまでも一人で勉強していては英語を話せるようにならないのです。
もちろんインプットのために自主的に勉強することも大切ですが、それ以上に実践経験を積むことも大切です。今では、英会話スクールやWEB上で英会話を学べるオンライン英会話などもあるので、それらを活用すると良いでしょう。
文法中心
「間違えるのを恐れている」に類似している部分も多いですが、日本人は文法を中心に学んできたせいか、英語を話すときでも文法を意識します。
そのため、単語を羅列したような文法的に間違っている分を話そうとはしないのです。文法的に正しいことは大切ですが、頭で文法的に正しいかを考えてから話すのはとても難しいです。
ネイティブでもいちいちそんなことは考えていません。私たちが必要なのは、まず話すことです。そのためにはインプットも大切ですし、アウトプットも大切です。
文法ばかり気にしていたら陽気なネイティブでさえ、話す機会が減ってしまいます。まずは話すことに慣れ、あとから文法を正していく順番でも問題はありません。
リスニングは受け身
日本人はリスニングは強化しますが、スピーキングは練習しません。話すことを聞くことを高速でやり取りすることが、英会話です。
そのためリスニングを強化することは、個人的に良いと思います。一方的に話しているだけでは、英語が話せるとは言いません。では、どうすれば良いのかと言うと、シャドーイングをしてください。
これだけでもアウトプットの機会は、今までにないくらい増えます。
実践的な場がない問題
アウトプットの不足
いくつかの課題の中でも触れましたが、日本人はアウトプットの量がとても少ないです。これではいつまでたっても英語を話せるようにはなりません。
言ってしまえば、素振りしかしたことない人が、野球の試合にでるようなものです。
どうなるかは想像つきますね。バッティングはどうなるかはわかりませんが、野球は守備や連携など必要なものが沢山あります。それらは素振りだけでカバーできるものではありません。
このように日本人は知識はあっても、実践する機会はほとんどありません。知識は必要ですが、それを自分の思い通りに使いこなすためには経験が必要なのです。
何度も経験をしながら体に染み込ませていく。これが英語を話すために必用です。
インプット不足
では、アウトプットの量を増やせばいいかというとそうではなく、日本人はインプットの量もとても少ないです。
インプットの量が少ない人は、表現の幅も狭いです。最初から膨大な量をインプットする必要はありませんが、アウトプットばかりを意識してインプットをしないと成長はそこで止まります。
大切なのはインプットとアウトプットを繰り返し行っていくことです。
最後に
いかがでしたか?
今日は、日本人が英語を話せない11の理由を考えてみました。こうしてみると意外と多く感じるかもしれません。ですが、日本でも英会話スクールやオンライン英会話など「英語を話す」ための環境が整ってきています。
なので、本当に英語を話したいという気持ちがあれば、日本にいても英語を話すことはできます。