こんにちは、エイです。
今日は、子どもの英語学習に熱心な親御さんに向けて、子どもに最適な最強の英単語学習法と言われている「ピクチャーディクショナリー」について解説していきます。ピクチャーディクショナリーについて知らない人も多いと思うので、概要から説明していくので、ぜひ参考にしてください。
ピクチャーディクショナリーとは
ピクチャーディクショナリーとは、ネイティブの子供たちが使う辞書的な存在の絵本です。辞書というと身構えてしまうかもしれませんが、文字がぎっしり詰まっているものではなく、ほぼ絵本です。1つのページの中に、いくつものイラストと英単語があり、状況(イラスト)と単語を適切に結び付けて、何度も反復できるので子どものボキャブラリーが一気に増えます。
イラストと英単語だけが書いてあるモノリンガル版、日本語も書かれているバイリンガル版がありますが、語学向上を求めるのであればモノリンガル版にしましょう。基本に、英語は英語で学びます。
なぜ単語カードは役に立たない
語学習得のためには、語彙力はとても重要です。そのため子どもの単語力を鍛えるために、単語カードを購入する親御さんも多いかもしれませんが、オススメしません。学生時代に英語を勉強した人であれば、単語帳を使ってボキャブラリーを増やした人もいるでしょう。例えば、大学入試で使われる単語帳は、各カテゴリーごとの頻出単語がまとめられていますが、それらの単語には何にも繋がりはなく、個別に覚えていくしかありません。それでは状況が抜け落ちてしまうのです。
英語は状況から学ぶ
私たちが日本語を覚えた過程を思い出して欲しいのですが、文法や単語の勉強はしていませんでしたよね。親や周りの人が話す言葉と状況を組み合わせて、少しずつ覚えてきたのです。これは、英語を覚えるのも例外ではありません。私たちが従来学んできた単語の覚え方では、状況が抜け落ちてしまうのため、状況(イラスト)と単語を一緒に学べるピクチャーディクショナリーが子どもの英単語学習法として最適なのです。
ピクチャーディクショナリーの効果
記憶に定着しやすい
単語と日本語を1対1で覚えると「状況」が抜けてしまうという話をしましたが、ピクチャーディクショナリーで覚えることで、記憶への定着という点でも効果が高いです。”cat”と猫と覚えるよりも、例えば1枚の絵から”cat”dog”lion”などそれぞれの単語につながりを持たせることで、子どもはどんどん英単語を吸収していきます。
英語を英語のまま覚えられる
基本的に、英語は英語のまま覚えるようにしましょう。”hello”はこんにちはだよ、という考え方は、学校英語スタイルそのままです。それではいつまでも思考が「英語→日本語→英語」となってしまい、英語脳を鍛えることはできません。英語を日本語に変換していては、いつまでも語学向上につながりません。本物の英語力を鍛えるなら、英語は英語で学びましょう。
勉強感がない
子どもに対して「英語のお勉強しよう!」と言っていませんか?私たちの英語に対するイメージは勉強かもしれませんが、子どものイメージは違うかもしれません。大切なのは、子どもが自然に英語に触れ、ごく自然に英語を学べる環境を作ることです。英語が嫌いになってしまっては、元も子もありません。英語は楽しい・私は英語ができるという自信をつけることを意識してみてください。
ピクチャーディクショナリーにおすすめな本
Word by Word Primary Phonics Picture Dictionary
最初に紹介するのは”Word by Word Primary Phonics Picture Dictionary”です。この本は、語彙力増加とフォニックスを鍛えることのできる1冊です。子どものうちから、英語の正しい発音(フォニックス)を学ぶことで、ネイティブのような綺麗な英語を話すことができます。ただCDは別売りです。
Longman Children’s Picture Dictionary with CDs
次に紹介するのは”Longman Children’s Picture Dictionary with CDs”です。この本には、日常で使う800語が子どもが使うトピックごとにまとめられているため、単語同士のつながりを見つけやすく、覚えやすい構成になっています。またCDもついているので、音声を使うとより効果的です。
The Sesame Street Dictionary
次に紹介するのは”The Sesame Street Dictionary”です。この本では、セサミ・ストリートの仲間たちと、1,300以上の動詞や名詞・形容詞をフルカラーのイラストで学ぶことができます。セサミ・ストリート好きのお子さんに使ってほしい1冊です。難易度は少し高めかもしれません。
Oxford Picture Dictionary
次に紹介するのは”Oxford Picture Dictionary”です。この本は、日常生活からビジネスで使える単語まで約3700語が収録されているため、子どもだけでなく大人にも役立つ1冊です。眺めるだけでも楽しいですし、別売りのCDを買って音で学ぶとより効果的です。
DK My First Words
次に紹介するのは”DK My First Words”です。この本の特徴は、イラストではなく写真で単語を覚えていく点です。単語1つひとつに写真が掲載されています。つまり、1,000単語に1,000の写真です。単語自体は多くはありませんが、全ての単語に写真が載っているので、子どもにとっては非常にわかり易いようです。
Disney My First 1000 Words
次に紹介するのは”Disney My First 1000 Words”です。この本では、ディズニーの仲間たちと英語を学ぶことができます。子どもはディズニーが大好きなので、キャラクターがいるだけで喜びますし、”Can you find~?”と言った具合に一緒に絵を探すような感覚で楽しむことがっできるのでオススメです。
最後に
いかがでしたか?今日は、最強の英単語学習法「ピクチャーディクショナリー」について考えてきました。私たち親は「子どもに勉強させよう」と思いがちですが、大切なのは子どもの学ぶ意欲を育てることです。無理やりやらせた学習は、結局身に付きません。そのために、しっかりと英語を学びやすい環境を作り上げることを考えていきましょう。
>>【無料】子ども向けオンライン英会話スクール!オススメ6選!